電動車椅子ってなんだろう?


電動車椅子とは


電気モーターの付いた車椅子を一般に電動車椅子と言います。

基本的には、ジョイスティックを操作し動かすことが出来ます。

障害によってはチン(あご)コントロールや、足部で行うこともあります。

この他にも、呼気や頭部など、可動部位があれば制御できるものもあります。


電動車椅子は1968年に開発されたもので、それほど歴史があるわけではありません。

しかしながらその研究・開発には目を見張るものがあります。現在では様々なメーカーからあらゆる種類の電動車椅子が売り出されています。


こうした電動車椅子の発達のお陰で、たくさんのお年寄りや身体障害者の行動範囲が広くなりました。

人に頼らず自分の意思で移動し、いろいろな所に行けるので、長時間の外出も可能になりました。


日本の道路交通法では6km/hを超える速度を出せないものは、歩行者として扱われます。

電動車椅子もこの範囲に入るよう設計されているため「身体障害者用の椅子」と位置づけされており公道を利用することができるのです。


しかし道路や人の多く集まる場所などでは電動車椅子を使用する側も、しない側も注意が必要です。

人間ですから操作をミスすることもあれば、不注意がもとでケガをしてしまうこともあります。

走行する側は充分な注意を払い、一般の人は無関心にならず、見守る心を持ち、安全で楽しく電動車椅子を走行できるようお互いが協力し合うことが大切です。