電動車椅子の部位名称とその役割を知っておこう!
基本的には車椅子にモーターがついた仕組みのものが電動車椅子です。
普通の車椅子は、
介助者が持つハンドル、介助ブレーキ、車椅子を操作するためのハンドリム、介助者が段差などを走行させる際に前輪を上げることができるティッピングレバー、後輪、前輪(キャスター)、背シート(バックレスト)、ひじ掛け(アームレスト)、サイドガード、停止中に走り出さないためのブレーキ、足が後ろに落ちないためのレッグレスト、足を乗せるフットレスト、安全ベルト、座シート、
から成り立っています。
上記のもの以外に電動車椅子には下記のような部位が付加されています。
1、コントローラー
一般的には肘かけの先に取り付けてあります。
主電源や速度の切り換えスイッチのほか、方向を変えるためのジョイスティック・レバー等がついています。
ジョイスティックのレバーは、通常棒状のもので、手を使って操作しますが、手がうまく使えない人のために、違った形のものもあります。
また、手が使えない人のあために、あごを使って操作することができるものもあります。
2、クラッチレバー
クラッチレバーは解除すると、介助者が押して車いすを移動することができるようにするものです。
3、バッテリー
バッテリーも最近は小型軽量化が進んでいます。
バッテリーと言うと、液の補充等のメンテナンスを思い浮かべますが、液の補充が不要なシールドバッテリーもあります。
バッテリーに関する詳しい情報は、こちらのページをごらんください。
4、充電器
充電器が内蔵されたタイプなら、家庭のコンセントにプラグを差し込むだけで充電ができるので簡単です。
その他には、小型バッテリー式で充電器が別になっているタイプもあります。
この場合は、2つのバッテリーを交換して利用することも可能です。