「あい・あ~る・けあ」の電動車椅子とは
「あい・あ~る・けあ」の商品は、電動車椅子というよりは、車いす電動化補助装置と言ったほうが正しいかもしれません。
現在使われている車椅子のまま使用できる電動器具のことです。
主なラインナップはチェアーライダーとチェアーウイングの2種類です。
「チェアーライダー・ウイング」は、前向きに社会参加している下肢障害者の方々が移動手段として利用することで行動範囲を広げてもらために開発されたそうです。
通常、行楽やビジネス、また買物等で目的地についてからの移動手段は、自身の自走式車椅子です。
しかし車を降りてからの移動距離が長い時や坂が多かったり路面が悪いときには自走式車椅子では大変です。
ましてや荷物を持っての自走は大変な労力を費やすことになります。
そんな場合、現状は結果として介助者に頼ることとなり、介助者無しでは目的が遂げなれないと言うことなになってしまいます。
障害のある人や高齢者にとっては、このことが自立を妨げる要素になります。
また、すぐに移動出来ないということでストレスにもなります。
チェアーライダー:
チェアーライダーは、下肢障害者にとってのいわゆる『どこでもドア』的な存在なのです。
現在、市場に出回っている車いす電動化装置は、車いすに取付けておかなければならず、それは通常、最低でも20kg以上あります。
障害者自身が自動車に積込むことは不可能に近いのです。
そこで、チェアーライダーは、電動部・バッテリー・ジョイント金具とを分離し、各パーツを障害者自身が、車いすに乗ったままで着脱が容易に出来るよう考案されています。
車椅子に固定した金具に連結器具をセットし、連結器具に本体をセットするだけです。
車のトランクに搭載したチェアーライダーを人の手を介さず利用できるので、行動範囲が広がります。
チェアーウイング:
又、チェアーウイングは一般の人達が自転車を使うような感覚で使用できるよう開発されました。
一人で車いすのまま容易に乗り降りが出来るので、家に居てチョットコンビニまで、またスーパーや近所の友人宅まで行きたい、と言ったときにも介護者の手を介さずに利用できます。
これは車椅子に乗る人達にとっては、ちょうど自転車のように気軽に出かけることが出来る「いつでもドア」なのです。
車椅子にのったままで一人で乗り込めるので、思い立ったときにいつでも気軽に出かけられるというわけです。