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電動車椅子でのダンス


電動車椅子でダンスを踊ろう!

車椅子でのダンスは、レクレーションというだけでなく、社交ダンス、フォークダンスなどさまざまな種類のダンスを通じて社会活動に参加できることが目的で行われています。

もちろんリハビリとしての意味合いも多く含まれています。

上半身の動きから生まれるダンス特有のボディアクションは、内臓を動かすことにつながります。

これは残存機能を高めるための優れた方法だそうです。

また、ダンスは様々なリズムや音調を感じ取り、感情の動きや高まりをボディを使って表現します。

この感情から発する動きも身体の深部に作用するそうです。

このように上半身の残存機能をフルに動かすダンスは、リハビリテーションとしても高い効果を上げているのですね。

また、車椅子ダンスは、車椅子を利用している人と健常者が手を取り合い、社交ダンス、車椅子ダンス、電動車椅子ダンス、フォークダンス等を通じて丈夫な身体を作り、障害者の多くの仲間に素晴らしいダンスの楽しさと生き甲斐を広げることにも役立っています。

車椅子ダンスの歴史を見てみると、もともとは、1950年代後半に英国で誕生しました。

当初は車いす使用者同士で踊るデュオスタイルが中心だったようです。

後に車いす使用者と立位のパートナーが一緒に踊るコンビスタイルが考案され、各国に普及しました。

国際大会では、スタンダード部門及びラテン部門(各5種目)ごとに競われています。

2006年10月にはパペンダル(オランダ)で第4回世界車いすダンススポーツ選手権大会が行われました。

このほかにも創作ダンス、ジャズダンス、新体操などがあります。

日本では、1991年四本信子氏がドイツ、オランダで車椅子ダンスを学び、現在は日本車椅子ダンス・スポーツ連盟として活動を広げています。

これから車椅子ダンスを始めたいと思う方は、日本車いすダンススポーツ連盟や車椅子レクダンス普及会(矢車草)等の団体のホームページに各地域の支部等が案内されています。

車椅子ダンスは、年齢・性別は問いませんので、幅広い方が参加されています。

最近では、電動車椅子で大会に参加している人も増えてきました。

電動車椅子サッカーとは!


電動車椅子サッカーってどんなスポーツ?


電動車椅子で行なうサッカー競技は障害者スポーツの1つで、電動車椅子に取り付けられたフットガードを用いてボールを蹴ります。

アメリカ・カナダなどで「パワーサッカー」と呼ばれていて、重度身体障害者のスポーツとして1980年に誕生しました。

サッカーのFIFAに該当するFIPFA(国際電動車椅子サッカー連盟)という統括団体もあります。

競技はバスケットボールコートを使用し、1チーム4人で行われます。

電動車椅子のフットレストに車のタイヤを半分に切ったフットガードを装着し、直径約50cm程のボールを蹴ります。

試合時間は前後半でそれぞれ20分ずつで、時間内に得点した数が多いほうが勝利となります。

電動車椅子サッカーは、普通のサッカーのように次々にパスで繋いでいく

と言うよりも、電動車椅子でボールを押し合い奪い合いながら、体当たり

でゴールに押し込むという、ラグビーのような過激なスポーツです。

それゆえに、あの重たい電動車椅子がひっくり返ることさえあります。

電動車椅子サッカーの醍醐味は、なんと言っても華麗な操作です。

スピードは国際ルールで時速10km以下と決められていますが、

体感速度はまるで自転車のようなスピード感です。

電動車椅子の前に取り付けたフットガードでボール(直径32.5cm)を巧みに

コントロールし、前・後進や回転してのパスやシュートなどで迫力あるプレーを展開します。

基本的な競技規則はサッカーと似ていますが、ボールを保持している

攻撃側の選手1人に対して、相手チームの選手が2人以上、

半径3メートル以内のエリアに入ると反則となります。

日本での活動は、1982年に大阪市身体障害者スポーツセンター

に勤務していた山下氏の手によってパワーサッカーをヒントに考案・発足されたのが始まりとなっています。

自分で車椅子を動かすことのできる人のスポーツはバスケットボール

など数多くありますが、電動車椅子を使用しなければ行動出来ない人

にとってスポーツはほとんど無縁の世界でした。

そのような重度の障害を持つ人でも参加でき、楽しむことが出来るのが

この電動車椅子サッカーなのです。